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2014/11/08

日本かーおぶざいやー

日本COTYと呼ばれてます。
Car Of The Yearの略。
日本国内で市販される乗用車のなかから年間を通じて最も優秀なものに授賞する自動車賞です。(byウィキペディア)
ただどこか怪しげな雰囲気は否めない(苦笑

2014年のCOTYはマツダのデミオが取りました。
実はひと月ほど前にガソリン車仕様の、1週間ほど前にディーゼル車仕様の新型デミオの試乗に行ってきました。
前モデルに比べひとまわり大きくなった車体には幻滅しましたが、かっこいい車、と思います。

2014demio_mazda
ディーラーの人が盛んに「日本の新しい『コンパクトカー』を提案しました」といってました。
車の質感はこれまでのデミオにはなかった非常に上質なものだと思います。これは外装だけでなく内装にも言えます。
ハンドルを操作する感覚も、なかなか良かったです。電動パワステのハンドルの重さ軽さは各メーカーのさじ加減でどうにでもなりますが、自分には調度良い軽さでした。一般的にはやや重めかも知れません。足はやや固めですが、ロールは少ないです。
新車なのでサスのなじみとか、固めなタイヤのばたつきは感じましたが、これは乗っているうちに調度良くなるんじゃないかと思います。
アクセルとブレーキングに関しては試乗コースレベルだとなんとも言えませんねえ。

ディーゼルに関してはエンジン音に注目してましたが、驚くほど静かなものです。
スペインで借りたレンタカーがMINIのディーゼルでしたが(Mini カントリーマン)これがうるさいわ、重いわで散々でした。ディーゼルがうるさい、振動が激しいといううわさは、これだったか!と思った車でした。このため、デミオの1500のディーゼルはどんなものか、と気になってたんです。Miniの2Lディーゼルに比べたらほんとに格段に静かです。
アイドリングや加速時にはディーゼル特有の乾いたエンジン音が車内にも響きますが、巡航時のエンジン音はほとんどわからないレベルです。
加速がすごい、という評判がありますが試乗コースでの加速感はあまりわかりませんでした。一般的な市内の運転ではわからないんじゃないですかね。むしろガソリン仕様と比べて少しレスポンス遅いかも、という感じはしました。

静かでコンパクト、そしてクリーンなディーゼルエンジンを見事に量産車に乗せたことは素直に評価したいですね。過去にスターレットの1500ディーゼルがあったので、きわめて珍しいわけではないのですが、現在の排ガス規制に合わせた小排気量ディーゼルの技術はすごいです。
このあたりを評価されての2014年COTYなのだと思いました。
乗ってみると実際には正直?な感じがします。

 

さてここから先はデミオとCOTYににけちをつけるコメントが続きます。読みたくない人はここでサヨウナラ。

新型デミオは確かにマツダの新しいコンパクトを提案していると思いますし、従来のマツダにはなかったクオリティを感じましたが、価格もそれなりです。
恐らくガソリン車の売れ筋モデルは13Sあたりかなと思います。でもこれでハロゲンライトはきついかな。(146万円)
LEDライトなど装備が充実したLパケだと172万円!
新型デミオの目玉になるディーゼルモデルは下位グレードで178万。一番上のXD ツーリングLパケは200万!
おそらく比較価格帯の競合車の筆頭はホンダのフィット3 ハイブリッドになるでしょう。(売れ筋のLだと188万)
フィットと質感が一緒なら「新しいコンパクト」という意味がありません。そして実際にフィットとデミオの質感はほぼ同等と感じました。
質感はあがっていると思いますが、それって単に価格が上がっているだけじゃないかね?と思います。
正直今回のデミオは名前はデミオじゃなくて別にすればよかったのでは?と思いますね。
従来デミオは、ヴィッツ、パッソとかマーチ、キューブやミラージュあたり(主モデル140万以下)が競合になる車だったはずです。
それがひとつ上のクラスに移行しただけのこと。
競合もアクアとかフィット、ノート、インプレッサ(主モデル160~200万)になった、という感じがします。
車格も大きくなったのでアクセラとのかぶり、も気になります。

いろいろ考えてみると、デミオの目新しさは小型ディーゼルエンジンでそこに価値を見出さないと、うかうか買えないハイクラスコンパクトになった、といえるのではないでしょうか。プレミアムBセグメント
セールスマンの語りを聞いているとマツダの狙いはそこにあるのかもしれないな、と感じました。(それが妥当かどうかはともかく)
数を売るのではなく、中身で勝負して相応に価値を感じてくれた顧客を相手に商売を進めて行く。
CX-5から言われ始めたマツダの「正価販売」(値引き合戦に乗らない)への志向はデミオでも継続されていくのでしょう。
従来のデミオほど数は売れないと思いますが、マツダは変わっていくのでしょうね
ただ、自分はマツダが言うほどクオリティでの有意差を感じなかったので、この「変わる」ための戦いは厳しいんじゃないかと思います。

さて、COTYの話題に戻りますが、毎年この取り組みは一般消費者の感覚との乖離が激しいと感じています。
2013年 ゴルフ (?)
2012年 CX-5 (納得)
2011年 リーフ(?)
2010年 CR-Z(?)
2009年 プリウス3代目(納得)
2008年 iQ (?)

COTYはお金で買える賞、なんていう陰口やうわさもあるので、一般人の感覚との乖離も致し方なし、というところでしょうかね。
(自分が試乗させてもらった寺の人すら、そのようなことを言ってあまりひけらかしたりしてませんでした)
今年のデミオに関して言えば目玉のディーゼルモデルがようやく市販開始なので時期的にもやっぱり?ですが、まぁ期待としてはアリなので微妙なところです。
COTYよりも価値のある賞は「RJCカーオブザイヤー」のほうです。(と、私は思っています。)
*RJC=Automotive Researchers' & Journalists' Conference of Japan

各年の受賞車を見るとどれも納得のいく車ばかりです。
2013年 マツダ・アテンザ(3代目)
2012年 日産・ノート
2011年 日産・リーフ
2010年 スズキ・スイフト(3代目)
2009年 ホンダ・インサイト(2代目)
2008年 スズキ・ワゴンR
2007年 マツダ・デミオ(3代目)
2006年 三菱・i(アイ)
2005年 スズキ・スイフト(2代目)

ちなみに、自分にとっての今年のカーオブザイヤーはダイハツ コペンです。(ただ後姿がいまいちアレですが)

Copen_daihatsu

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