« わりきれない話 | トップページ | 吉野ヶ里公園訪問 »

2008/12/01

北方水滸伝1

ちなみにタイトルは、ホッポウじゃなくて「北方謙三」の、キタカタです。

北方謙三の水滸伝、第1巻を読み終わりました。
今後1巻づつ軽く感想を書いていこうかなと考えています。
正確には・・・いました。過去形です。

錯乱しています。
のっけから何?的な書き出しですいません。
今まで吉川英治の水滸伝(およびそれをベースにした横山光輝の漫画)が自分の水滸伝でした。
今回読んだ水滸伝は登場人物こそ水滸伝の登場人物そのままですが話の展開が違っています。
多少、筋は追っていますがその雰囲気は「全く」違うと言っていいでしょう。
ちなみに、覚えている範囲で水滸伝の始まりを書くと、

中国、宋の時代に疫病がはやった。時の皇帝は疫病を退治を霊験のある山?寺?に祈祷するため武官を派遣する。
その武官はつつがなく祈祷を終え下山の途中にある石碑をみつける。
人に聞くと古代に高名な僧だか仙人が世の中の悪魔をその石の下に封じ込めたという。
武官は興味をしめしてその石碑をひっくり返して中を見たいと言い出す。
反対を押し切って石を動かすとなかから108個の星がとびだす。
これが後に梁山泊に集う108人の好漢の由縁になる。

今回読んだ1巻にはこのくだりは全くありませんでした。

1巻目でもっとも登場回数が多いのが林冲ですが彼の描写もやや独特です。
吉川英治の林冲は豹子頭ながら白面の美男子というイメージだったんですが(たぶんかなり勝手にイメージ膨らませてるかも)、北方水滸伝では虎ひげ(三国志の張飛風)のイメージになっています。
それは良しとしてしましょう。
しかし。
北方水滸伝では、のっけから林冲の周りには宋江の意を受けた魯智深がいて、林冲ともども宋江がたくらむ政府への反逆の片棒を担いで活動しています。
・・・えぇ??っておもうやろ?フツー。

そう。全然話のストーリー(の順序も)が違っているんです。
1巻から宋江は出るわ、梁山泊入りする前から宋江と晁蓋は仲間になっているわ、なんじゃ~い?という展開が続きます。
加えて、あの人が消えたっきりになってません。
いやーもうびっくり。

北方さん、なかなかインパクト強すぎじゃわ。

従来の水滸伝の印象が強い人は絶対混乱するんじゃないですかね。
話がごっちゃになりそうなんですが、ぐっとこらえてます。
登場人物は同じなのに、ストーリーが違う面で面白い。吉川水滸伝とはまた違った面を見せてくれます。
ここまで違うと思わなかったので、2巻以降はできるだけ一気に読み進めたいです。
冒頭に書いてた、「ゆっくり読むつもり」を粉砕されました。
ま、ちょうど年末年始がいい時間じゃないかと思ってます。。。

 

 

|

« わりきれない話 | トップページ | 吉野ヶ里公園訪問 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北方水滸伝1:

« わりきれない話 | トップページ | 吉野ヶ里公園訪問 »