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2008/06/10

人間はもともと欲望的存在、という前提

「金あまり」という言葉があります。
お金じゃぶじゃぶ、なんて表現されることもあります。

お金の供給元がどんどん市場に供給して、市場が必要とする以上にお金が出回ることです。
2000年以降、アメリカと日本はそれぞれ違った立場でお金を市場に供給し続けました。(今も進行中、といえるかもしれません。)
難しい言葉で言うと、これを「金融緩和」といいます。
景気が悪く、物価が下がっている場合、供給元(その国の中央銀行)はお金の供給量を増やし金利を下げることで、企業などの投資意欲に刺激を与えお金のめぐりを良くしようとします。

さて、現在その「あまった」お金は商品市場に向かっています。
商品市場とは原油とか大豆とか、物産を扱う市場です。

大人口を抱える新興国の台頭によって世界的な規模で見ると経済は拡大しています。
先進国が発行したお金はそういったところにも巡っていると思います。
今のところそういった国々は非常に景気が良いです。(全体で見るとそうなっています。)

日本のような不必要なお金は箪笥の奥にしまう、という習慣は世界にはあまり例が無いようです。
タンス預金が悪者のように呼ばれたことが皮肉なことのようにも思えます。

世界では金利が低い国でお金を借りて基軸通貨に両替して商品に投資する、というお金の流れがあるのでしょう。
商品にお金が向かう、ということはその商品の値上がりを意味します。
今の原油高はそういったお金の流れでおきている、という見方があります。

原油高のせいで物の値段が上がり続けています。
今日のニュースでアメリカのガソリン価格が1ガロン当たり4ドル(114円)に達した、とありました。
アメリカですらつい数ヶ月前の離島並みの価格です。
今年1月に行った絶海の孤島パラオでレギュラーガソリン1ガロン=3.89ドルでした。

080118gaspalau
(1月18日のブログより。撮影地:パラオ・コロール)

原油から作られるガソリンはもちろんのこと、原油高は間接的に物を作る場合の製造生産コスト、物を輸送する際にかかる輸送コストの高騰にも関わっているので身の回りの全てが値上がりしている、と言っていいでしょう。

原油=石油がどのくらい身の回りに大きな影響を与えているのか、ということが改めて認識させられます。

こうやって見ていくと、お金を有効活用しよう、お金に働かせよう、という風潮が今の物価高を引き起こした原因とも言えそうです。
相場そのものは資本主義の根幹であり、否定はしません。結局は運用する人間の問題であるような気がします。

靴磨きの少年の言葉に相場の過熱を感じたジョセフ・ケネディ(ジョン・F・ケネディの父)の話を持ち出すまでもありませんが相場というのは行き過ぎることが多々あるということです。
性悪説(前提)に基づいた一定のルール作りを急ぐべきだと思います・・・

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