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2008/04/05

フードマイレージ、とは


過日、普段見ないサンプロをたまたま見かけてしまって、さらにこれがたまたま政治的な話題ではなく「日本の食について」の話だったので見ていました。
日本の食料自給率は40%くらいだそうです。
この数字に危機感を感じますか。

自分は地産地消の取り組みには大いに賛成です。
また日本人はもっと米を食べたほうがいい、ということにも大いに賛成です。

Wikipediaのフードマイレージの項目に、
「農林水産省の2001年の試算によると、日本のフードマイレージは、総量では世界中で群を抜いて大きく、国民一人当たりでも一位となっている。これについて農水省幹部は「現代の日本人が歴史上のどの時代における、どの国の王侯貴族よりも贅沢な食事をしていることになっている」と解説している。」

とあります。
お役人もたまにはいいこと言う。

フードマイレージとは、「食料の (=food) 輸送距離 (=mileage) 」という意味です。
遠いところで作られたものを食べると、その輸送距離は伸びフードマイレージは大きくなる、ということです。
日本人が贅沢な食事をしているということは、当の日本人にはほとんど意識されていないことじゃないでしょうか。
意識して贅沢な食事をしているよりも、無意識にしている贅沢な食事は、変えるのが難しいかもしれません。
このフードマイレージを小さくする試みが地産地消の運動だと思っています。(本来の目的はまた別なところにあると思います)
地産地消の例として番組中に見城さんが、渋谷区の小学校の給食の話をしていました。
食材は関東近県で作られたものを使うようにしているそうです。
こういった取り組みはもっと全国規模で行うといいんじゃないかと思えるような内容でした。

自給率の話に戻ると、日本人の主食がもっとお米主体になれば自給率の水準が上昇するという話がありました。
カロリーベースの自給率も基本的には穀物主体で、お肉なんかも穀物換算を経てカロリー計算されているような気配があります。
魚よりもお肉を食べるようになったことや、米食以外のパン食やパスタなどの洋麺食など食の多様性が増えたことなども大きく影響しているんでしょう。

日本人の食生活の変化と自給率の低下が大きく関わっているということを後で知りました。
日本人は食を見直すべき時が来ている、と思います。
日本マクドナルドの経営者が語った言葉に、子供の頃に植えつけられた食生活がその後の食生活を支配する(なので、なるべく子供にマックを食べさせろ)、というものがあります。

全ての人がその影響でマックを食べているわけではありません。
でもハンバーグ好きだった小学生の時代があった今の大人たちが、自分の子供にハンバーグを食べさせればこの連鎖はずっと続いて行くでしょう。

何事にもバランスが大事ですが、今の日本人は世界的に見てもバランスの欠けた食生活をしていることは確かです。
またその結果で自給率が低下した、と言うのは保守的といわれる日本人にとって皮肉なことだと言わざるを得ません。

さて話を振り出しに戻しますが、自給率40%という数字自体に自分はあまり危機感を感じていません。
先進国に限らずあらゆる国々の中でもかなり低い数値ということは分かります。
大変なことだなぁ、と言う思いもありますがさりとて、ではすぐに自給率向上の施策を考えて実行しましょう、とは思いません。
身の回りにある工業製品の自給率(自国製品率)はどうですか?
メイドインチャイナも多いでしょうけど、ブランドとしては日本製品だったりしますね。
海外ではこんな国はほとんどありません。
道路を走っている車のほとんどが自国製品だなんて国は日本とヨーロッパの一部だけでしょう。
そういう意味で自分ちでは工業製品自給率(自国製品率)はほぼ100%です。海外製品はほとんどありません。
工業製品と食品を同レベルで比べるのは暴論ですが、自給率40%という数字は日本がそういう道を選択した結果出てきた数字だと思うのです。

食料自給率40%を否定しても、もしくはその善悪を議論しても仕方のないことだと考えます。
ただそれと、日本人はもっとお米を食べるべき、という話は別の話です。

自給率にこだわる必要はないと思いますが、フードマイレージは短い方がいいと思います。
他にも日本の農業の生産性向上はもっと力を入れて推進していくべきだし、一方で伝統的な農業の方法を大事にしていくべきだと思います。

「地産地消」はもともとお米作りに偏っていた農村で、食生活も偏りがちになり健康状態によくない影響があるので、米ばかりでなくいろんな食品を作って食生活を改善しよう、という運動の中で生まれた言葉ということを、いろいろ調べていく中で知りました。
自分にとっての「地産地消」という言葉は(日本というよりも狭い)地域の中での農業応援と言う意味が4割、フードマイレージの短縮化が地球環境に良い影響を及ぼすと言う意味合いが4割、食の安全と言う意味が残り2割くらいで使っています。

そういう意味で地産地消をもっと推進し、従来の(といってもここ十数年で形成された)食の価値観を見直していくべき、と考えます。


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