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2008/04/06

先人の知恵と勇気

3月の週末はあまり遠出をしていません。
県内の名所である通潤橋に行ったり、人吉に行ったりしてました。

今回は通潤橋に行ったときの話しです。
通潤橋というと熊本空港にもその写真が貼られるほどに全国レベルで有名な観光スポットでしょう。
江戸時代に作られた石造りの橋で、橋の真ん中から放水する姿は有名です。
3月は観光放水はしていない、ということでしたが運良く放水しているところに出くわしました。
山都町(ヤマトチョウ)のHP
http://www.town.yamato.kumamoto.jp/ka/syokokankoka/kanko/tujyunkyo.jsp


家から車で1時間半くらい、片道5~60kくらいの距離です。
熊本から宮崎県延岡市に伸びる国道203号線は山あいを抜けるカーブの多い道です。
バイクでもそうだったのですが、今の車(インプレッサ)もコーナリングしているときが最も楽しく感じます。
速く走ることよりも一つの車線の枠の中でどこを通れば楽に走ることが出来るか、というところがポイントになるんですが・・・
攻める、とかそんな野蛮な話ではありません。いかにスイスイいくか、と言うところが大事なのです。
・・・と書いてて我ながら、バカだなあ、そんなの何の役にもたちゃしないのに、と思います。
振り返ってみると、無駄の多い人生ではありますが。

それはともかく、山奥のさらに山奥に通潤橋があります。
時は江戸時代後期、相次ぐ飢饉に苦しんだ地元の庄屋布田保之助や村人たちが、水の便が悪く耕作地を広げられなかった白糸台地と呼ばれる離れ小島のような台地に、農業用水を渡すための橋を建設し耕作地を増やしたのでした。
自分は通潤橋の話は何かの教科書で読んで知っていましたが、当時九州に住んでいたにもかかわらずあまり興味はありませんでした。
だから、何の教科書だったか、通潤橋の仕組みについてなのか築かれた背景についての話なのか、一向に覚えていません。
この年になってようやく興味が湧いた、と言うのは不思議なことです。

通潤橋をみるにはすぐ近く、歩いて5分くらいのところにある道の駅通潤橋に車を停めていくのがいいでしょう。
道の駅から通潤橋に向かって左手にある目の前の小高い丘は岩尾城址で、戦国期にこの辺の領主だった阿蘇氏の本拠地だった場所です。
(その当時は通潤橋はない)

自分はそれよりも上の、国民宿舎「通潤山荘」近くの駐車場に車を停めて布田神社の横を抜けて行きました。(五郎ヶ滝観曝コース、という看板が立っている)

駐車場から歩いて降りること数分で通潤橋の橋の上に到着です。
自分が来た方(布田神社側)が水を渡されている白糸台地側になります。
橋の白糸台地側に通潤橋、と揮毫された石碑があります。
これは幕末の肥後から輩出された尊王の志士「宮部鼎蔵」の筆だそうです。
宮部鼎蔵は池田屋事件で有名ですかね。
橋の向こう側の丘は岩尾城址ですが、今は段々畑に覆われています。

080316_tsujyunkyo01
↑宮部鼎蔵の揮毫


橋の上に立つとその高さにかなりびびります。
こんな高いところにあるのに手すりとかなんにもありません。
絶対下を覗き込む人は多いと思うのですが、落ちた人がいないということでしょうか。
でもあぶねーなあ。
橋の上の3本の石の筋。この石は真ん中がくりぬかれて水が通る導管になっています。
橋の真ん中には水路の中央に溜まったゴミを流しだすための放水用の穴があり、通常は木製の栓がされています。
放水って観光のためだけじゃありませんよ。当たり前ですけど。

080316_tsujyunkyo02
↑橋の上


本来は橋の両脇から下に降りることが出来るのですが、一方(白糸台地側)は工事中のため通行できないようになっていました。観光用に綺麗にしているみたいです。
水が流れるさまを撮影する場合はこの工事をしている側から撮影するのが逆光にならず良いようです。

橋の上になにやら作業服を着ている人がいました。
どうもこれからすぐに放水をするらしい、と分かりました。予定外の放水が見られるなんてちょーラッキーです。
ちなみに、1~3月は放水せず、4月以降で田植えなど水が必要な時期を除く月の土日の正午に観光放水をするらしいです。
水路にはあまり多く水が流れている感じではありませんでした。観光放水に必要な水だけ流していたんでしょう。
上記の日以外で観光放水を見たいときは事前に予約をすれば放水してくれるようです。料金は一回5千円。
5千円くらいであればかなりの頻度で観光放水しているような気がします。
一人で見るわけじゃないしなぁ、何人かで見るにしても割勘にすればさらにお安くなりますし。
5千円以上の見ごたえあります。

080316_tsujyunkyo03
↑放水はじめは川の上流側からはじまる。橋の向こう側の放水は始まっていない。

080316_tsujyunkyo04
↑豪快な放水は見る人を惹きつける。


080316_tsujyunkyo05

↑通潤橋の放水風景


この日、それほど多くの人が集まっている感じではありませんでした。
観光放水シーズンであればかなりの人が周りを埋め尽くしている写真なんかを見ると、人がまばらで場所も取り放題で好きなだけ見られた、と言う点も今回ラッキーでした。

橋の両側から放水しているのですが近くで見ることが出来るのは片側(道の駅側)だけです。
先ほども書きましたが橋のまん前に道の駅があります。
レストランとお土産屋さんがあります。

もう少し遠いイメージでしたが、距離も時間もかなり近い場所でした。
恐らくシーズンになると混むんでしょうかね。
国道203号線は御船のあたりから片側一車線です。
熊本方面からだと坂道には何箇所か登坂車線があるので足の遅い車にいつまでも足止めされることはないと思います。

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