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2008/04/02

2008年WRC 第2戦、第3戦、第4戦

2月はWRCが2回行われています。

2月7~10日に行われた2008年WRC第2戦スウェディッシュ・ラリーの結果は
優勝 ヤリ・マティ・ラトバラ(フォード)
2位 ミッコ・ヒルボネン(フォード)
3位 ジャンルイージ・ガリ(フォード)
でした。
4位にペター(スバル)が入っています。

今季では唯一のスノーステージになるはずでしたが、送られて来た記事や写真などを見る限りでは、

雪がない

スウェーデンでした。

雪解けの水溜りをスプラッシュしたり、見た目明らかにマッディーなグラベルだったり、いやはや全くありえませんねえ。
このことに拍子抜けしたのか、昨年の覇者S・ローブは珍しいことに途中リタイア。
優勝したラトバラは、昨年まで実力を認められながらも波が激しいので今ひとつの結果しか残していませんでしたが、 今大会で彼自身にとっての初優勝を手にしています。
加えて、WRCでも史上最年少の優勝者になっています。
ラトバラ君はまだ22歳。いやぁ知らなかった。
昨年の映像を見た限りではメガネのおっちゃん、と言うイメージだったのですが案外若いにーちゃんだったんですねえ。
ラリードライバーは若さよりも、どれだけ場数を踏んでいるか、という経験の方が大きい要素を占めます。
彼が今後どれだけ成長するでしょうか。
ちなみに彼はフィンランド人。
彼もこれで「フライング・フィン」の仲間入りです。

昨年同様フォード・フォーカスは今年も安定しているようです。
フォード勢の中で安定した結果を出せるドライバーはラトバラではなくてヒルボネンの方なので、 今年の優勝争いはローブとヒルボネンの一騎打ちかな、と思ったりします。
そのヒルボネンもフライング・フィン。

フォード+フライング・フィンの組み合わせは世界最速のFFコンビネーションと言われるようになるかもしれません。


ラリーと言えば2月12日のニュースで、2009年のダカールラリーが南米で行われる、と報道されてました。
アルゼンチンとチリで行われるそうですが、コースなど詳しい場所などは良くわかりません。
アルゼンチンとチリ、と言えば世界の秘境といわれるパタゴニアが有名ですがさすがにここは通らないと思うのですけどねえ。
秘境、というのもなんせ人を寄せつけないほど過酷な環境であるがゆえ、だからです。
ダカール・ラリーの代替としての面白みがあるかどうかはさておいて、アンデス越えも厳しいでしょうからねえ。
車にも人にも、ダカールラリーの砂漠とは違う環境下で非常に過酷なレースになることは間違いない、と思います。

では代替レースとして面白そうか、というと厳しいでしょう。
ダカールラリーが砂漠のラリーとして認知されている以上、それと同じかそれ以上に過酷なレースと言われても、 映像を見せられてもピンと来ない人のほうが多いんじゃないかと思います。

出場する人たちにとっても砂漠ステージを見据えたマシンセッティングから、全く異なるマシンセッティングへの変更、 高地順応への対応など、これまで培っていたものとは別なものが要求され、必要になります。

南米ラリーは面白くない、と言うものでは決してありませんが、やはりダカールラリーの代わりにはならない。

モーリタニアの治安悪化(というかテロリスト集団、アルカイーダによる凶行)が原因となったこの始末。
アルカイーダという集団は世界中の憎しみを集めてどこへ向かうつもりなのでしょうか。

 

 

 


 

2月末には2008年WRC第3戦、メキシコラリー(コロナ・ラリー・メキシコ)がありました。


日本からは地球の裏側のメキシコ。
メキシコと言えば、以前カリフォルニア半島の先っちょの観光都市ラパスにダイビングしに行ったことがあります。
高原国家と言ってもいいメキシコのラリーはWRCのシリーズの中でも最も高地のラリーです。
車のエンジンにとっては負荷が大きいですが、車以上にドライバーやナビにとっても大変厳しい環境であると言ってもいいでしょう。

メキシコの大地は赤い、と言うイメージがあります。
WRCが開催される道も赤っぽく見えます。
モンテカルロ、スウェディッシュ、そしてメキシコとくればここは「今年最初のグラベルステージ」、となるはずでした。
しかし、スウェディッシュラリーがスノーステージではなく、マッディーなグラベルステージになっていたので今年最初の、 と言う表現は適当ではない気がします。

各チーム、想定外のグラベルステージは経験済み、と言うところでしょうか。
また、メキシコのステージはコースが短いことでもWRCのシリーズでは特筆するところでしょう。
ラリーはF-1やスーパーGTのようなサーキット(周回)レースと違い、一般の道をコースにします。
一般道のなかで、ある特定の区間を、走行タイムを競う「競争区間」として、それ以外は「移動区間」とします。
ラリーの世界では競争区間はSS(スペシャルステージ)、移動区間はリエゾン、と呼ばれています。
WRCのSSの一区間で長いところでは40kmとか50kmとかありますが、10~20kmくらいのところがほとんどじゃないでしょうかね。 一日7~9本のSSがあるので、1日100km前後のタイムトライアル区間があるということになります。

昨年までWRCでは初日をレグ1、2日目をレグ2、といってましたが、今年からデイ1、デイ2と呼称変更されています。
こういった風に、たいがい、複数の日にまたがって走ります。WRCだと3日間が多いですが、 モンテカルロとスウェディッシュは4日間ありました。
メキシコは3日間、とレースによってもまちまちのようです。

そのメキシコは全走行距離が800k台と短くなっています。
モンテカルロ:1481k
スウェーデン:1440k
メキシコ:830k

ラリーを行う際に、その基点となる都市があってその都市周辺に走行エリアがあり、エリア内にSSとリエゾンがあります。
走行距離が短いと言うことは、このエリアが小さく、基点都市からレース観戦のアクセスが容易、ということでもあり、 メキシコラリーはそういった点で今後のラリーの方向性を示している、とも言われています。

昨年、このステージで優勝したのはシトロエンのローブ。
前回スウェディッシュではまさかのリタイアを喫しているローブはリベンジに燃えているでしょう。

スバルにはがんばって上位に食い込んで欲しいところでした。

結果は
優勝ローブ(シトロエン)
2位クリス・アトキンソン(スバル)
3位ラトバラ(フォード)


ぺターもステージウィンを何度か取ってました。
しかしマシントラブルでデイ2撤退があったりしてなかなか上位に食い込むことが出来ません。
一方、クリス君は華々しい姿はなかったけど、 コンスタントに上位完走しトラブルがなく堅実にタイムを重ねて自身最高ポジションの2位でポディウムゲットしました。

スバルいい感じです。

 

 


 


2008年WRC第4戦、アルゼンチンラリー


先週末(3月28~30日)は第3戦のメキシコに引き続き地球の裏側、アルゼンチンでWRCが行われていました。
ケーブルテレビを見ているわけではないので情報源はメルマガのみですが、 そこから伝わってくる今回のスバル勢の善戦は目を見張るものがありました。

デイ2終了時には2位ペター3位クリスとなっていて、 首位を走るローブとの1分30秒位の差を最終日デイ3でどの程度縮めて逆転するか、と言うところが注目点だったと思います。

ところが残念ながら2位ペターはデイ3SS19でストップ。何かトラブルがあった模様。(電気系のトラブルらしいです)
ん~すごく残念。
トップとの差が微妙なタイムだけに相当プッシュしていたか無理したんでしょうか。
デイ3まで来て1分~2分の差はまずはミスなく完走を目指す、と言うのが長いラリーシーズンでの定法と思いますが、 それでもペターの性格とこれまでの状況を考えると同情したくなる面もあります。

今年に入って調子はいいものの結果を出していないペターはあせったのでしょうか。
2位に繰り上がったクリス君がそのまま完走し、今シーズン2度目のポディウムをゲットしました。
1位、3位はシトロエンのローブとソルドです。

昨年に比べたら格段に調子がいいスバル。
もう少し、と言う感じではあります。

 


次戦はヨルダンラリーです。(4月24日~27日)
自分はヨルダンのラリーを見るのは初めてです。
どんな感じなんでしょうか。

 


 

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