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2007/05/07

三角合併解禁でどうなるか

夜、NHKで新日鉄とミタルスチールとのやり取りを通じて日本にも本格的なM&Aの時代がやってきたことを報じる番組をやっていた。
5月1日から三角合併解禁になっている。
新日鉄とミタルとの間の緊張感は息詰まるものがあった。
片や膨大な開発費を投じて気づき上げた技術力を武器にし、片や株式交換などを駆使し買収(M&A)を重ね投資家の人気を集めて肥大した時価総額を武器にしている。
どちらも資本主義に基づいた正当な企業のあり方で、どちらか一方が正義ということはない。
自分が日本人だからといって、日本の企業を応援しなくていけない義理はない。
そういった目で見ると、番組の後半で一歩引いたかのようなミタルが新日鉄を飲み込むのも時間の問題のような気がした。
所詮、お金が企業やその活動を支配する世界である。
同格に比べていいはずもないが、敢えて言えばラクシュ・ミタル氏がホリエモンに見えてもおかしくはない。
しかし、すれすれであろうと法に従っていれば問題にはならない。
日本人のような偏った道義論や感情論は世界には通じない。
インド系の実業家に企業を「奪われ」ても、少なくても同情は集まるまい。
新日鉄が個人投資家向けに宛てたアンケートでは回答率は10%だったらしい。
残り90%の人はアンケートに答える必要なし、と考えている短期の保有者だろう。
個人投資家のうち値幅取りの短期筋の割合がどれだけ多いか、改めて痛感した場面でもあった。

話の筋とは関係ないのだが、経営者というのは恐ろしく孤独なものだと、新日鉄三村氏を見て感じた。

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