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2006/07/17

海の日

明日は海の日。

Wikipediaによると
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」

ことが趣旨らしい。

海洋国とは何か。

地理的に島国か沿岸国のこと、
土地の支配よりも交易を重視する(個人的には「すべき」、と表現したい)。

交易に拠って立つ国は何を大切にすべきか。
海の日に政治家にはよくよく考えてもらいたい。

その昔、地中海が世界の全てだった時代。
海洋国ヴェネツィアは大国(ビザンツ帝国、オスマントルコ)の狭間でどっちつかずの外交を続けた。
交易によって立つ国は、偏ることが許されなかったためだ。
実際にはキリスト教の影響が強いヴェネツィアがイスラム教国であるオスマントルコと相容れない関係だった期間が多かったのだが、それでも長い目で見れば宗教的には寛容で、大国の狭間で中立的に振舞うことで交易の結果である富を享受できた。交易に必要だったとはいえ、宗教的に中立であったおかげで、十字軍の狂信や、宗教改革とその反動の混乱とは無縁でいられた。
(中立を保てたのは強大な軍事力があったから、という向きもあるが)
ただの八方美人的外交では交易国家として1000年もの長い間独立を保てなかっただろう。

ちなみに1000年続いたこの独立都市国家を崩壊せしめたのはナポレオンのフランス帝国である。

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