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2006/07/23

ワーキング・プア

働く貧困層のこと。
NHKスペシャルで紹介されていた。

働いても働いても生活が豊かにならない人たちが静かに広がっているらしい。
これは気力がない、とか努力が足りない、と言う水準ではない。
社会の構造が急激な効率化への道を進み、経済的にも精神的にもゆとりのない世界になってきた。
いわば豊かな生活を得るためのいす取りゲームが始った、ということだ。
そしてそのいすの数は決して多くない。

景気が良くなった、という裏で正規雇用は減り続けニートが増えている。
企業は競争力をつけるためコスト削減に懸命になり、給与水準は上げず、リストラをつづけ低コストな派遣やパートを増やす。
国は医療費の分担増という形などで社会保障出費を削り、あらたな社会保障名目を作って国民から徴収しようとしている。
弱肉強食を肯定し、富の再分配にたいして及び腰になり、富裕層、大企業経営者に媚びた政策へと舵を取り始めている。
日本の国際競争力、という一見きらびやかな看板は飾り立ててきれいに見えるが、中身は静かに腐り始めているんじゃないだろうか・・・

「お父さんが(大学に)行っていいって言ってくれたら行きたい」
小学生の子供が父親の仕事を心配した言葉や、

「結局貧乏人は早く死ね、ってことだな」
秋田の老商店主のつぶやきが、

せつない。

今、「普通の生活」が脅かされている、と思った。

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コメント

こんばんは。
私は見てなかったけど、主人が見てたようです。
いつも見ているHPにも、番組のことが書いてありました。

仕事に就けない、やっと仕事についたと思ったら、

職場の人間関係ぎくしゃく…心の問題増加
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060724-00000026-mai-soci

ちょっとでも油断したら、即座にドロップアウトしてしまうという怖さが、社会にゆとりを無くしてるんでしょうね。

人が幸せになるために、国や企業があるはずなのに、システムや業績を少しでも伸ばすために、人が不幸になっていく現実・・・本当にやるせない気がします。

雨、また降り出した~ 凄すぎる(@_@)

投稿: Poket | 2006/07/24 18:56

こんばんは

そちらはだいじょうぶですか?
こんな時はあまり出歩かない方が良いのカモですね。
こちらも雨です。やんなるねえ。

別な観点からの心の問題は番組でも触れていましたが、Poketさんが言うように個人より組織を優先
するような社会はやるせない結果を招くことの方が多いと思います。
(組織の一部と化した)多勢の人が問題の当事者になりうる自覚を麻痺させていることが、(対応で
きなまま)悲劇につながっている気がします。

この話を書いててナッシュさんに教えてもらったミーム(伝播)の話を思い出しました。

投稿: ポン吉 | 2006/07/24 21:08

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