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2006/05/08

端島

軍艦島、と呼ばれる。
正式には長崎県西彼杵郡高島町端島、という。
島影が戦艦土佐の艦影に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになったという。

その昔、石炭を掘る為に開発され、炭鉱従事者の為の高層マンション、学校や病院、映画館なども建てられた。最盛期には5千人を超える人が狭い島で生活し、東京の人口密度の9倍、といわれた。
戦後の高度成長期の最中、国のエネルギー政策転換に伴い閉山が決まり、1974年に島民全てがこの島を去った。

この島はその時以来、時が止まっている。

既にこの島へ渡る定期船は無く、今は長崎港をはじめいくつかの観光船が周囲巡るクルーズツアーを催している。島の所有者である企業の方針もあって上陸は原則認められていないらしい。しかし自分たちが行ったときには釣り人が居た。

港から片道30分くらい。
途中、女神大橋や港の両岸に並ぶ造船所、伊王島、高島などの島々の紹介を聞いているうちに目の前に廃墟の島が現れる。灰色のコンクリート建物は小学校と中学校が同じ建物にあったという。ガラス窓は割れ、窓の向こう側にむろん子供達の影は無い。まるで城壁のように高くそびえる岸壁や朽ちた木造建物がその横にならぶ。

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そこが故郷であっても、今では帰る事の出来ない場所。

市は文化遺産として保存の意向を表明している。

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