«  雪、ふたたび  | トップページ |  年の瀬に思う事2 »

2004/12/31

 年の瀬に思う事

今年を代表する漢字が「災」と、京の清水寺で発表されたのはつい先日の事だ。
それは、日本に相次ぎ上陸した夏の台風とそれに伴う水害を指すものであったし、秋、新潟で起こった大地震を指すものであったろう。
そして、年末悪夢のように起こったスマトラ沖地震と大津波による被害は史上最悪の部類に入るものだった。

災害、とは天災であろうと人災であろうと、どうしても避けられないものだ。
しかし、その被害を最小に抑えようとする努力は必要なものである。
そして、私は思うのだが、受けた傷からどう立ち上がっていくか、が被害にあった人、団体、法人、そして地域自治体や国にとって最も大切な事だろう。

今回、プーケットなどで大きな被害を受け多くの死者を出したタイ国政府が身元不明の遺体を全て現地で土葬にする方針を各国大使館に伝えた、と報道された。
これは、未だに遺体が見つからない遺族にとっては辛いことかも知れないが現地のことを考えれば、現在乾季とはいえ感染症の恐怖を考えれば正しい選択だと思う。
(補足すると、後日のDNA鑑定などによる身元確認作業に備えて、歯型や指紋、毛髪は採取保存するらしい。)

今回の津波は遠くアフリカ沿岸地域にも被害を出していたらしい。
今のところ東アフリカのソマリア沿岸で少なくとも住民114人が死亡、漁船100隻以上が行方不明、タンザニアで10人死亡、ケニアで1人死亡など。 (12月30日現在)
インド洋に浮かぶ島国モルディブの情報相は「国境を越えた観測・早期警戒体制の必要性に我々の目を見開かさせた」と述べ、今後の国際協力の強化を訴えたそうだ。
モルディブに限らず、多くの被害を出したのが小さな島々だ。
津波は発生後、到達までは予測可能な現象で、過去のチリ沖地震に教訓を得た日本(及び米国など)が世界的にも進んだ経験と技術を蓄積している。
ここで日本の果たすべき、いや求められている使命は大きいといえる。

何度も言うが災害は不可避である。
その後いかに対応したか、が災害を最小に抑えられるかどうかを決める。
10万を超える死を絶対に無駄にしてはならない。

|

«  雪、ふたたび  | トップページ |  年の瀬に思う事2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:  年の瀬に思う事:

«  雪、ふたたび  | トップページ |  年の瀬に思う事2 »