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2003/12/10

自衛隊のイラク派遣

このネタはいろいろとためらいがあった。
今日、政府閣議で決まってから、触れるのもさらに気が引けるが、やはり一言、言っておこうと思う。
私は自衛隊縮小、消滅論者なので、そのことを踏まえて読むなり、直ぐにウィンドウをクローズするなりして欲しい。

「自衛隊」と言う呼び名は日本でしか通じない。
日本でしか活動しないのであれば、それもまだいいだろうがPKO派遣以来、日本の国際貢献という名のもとでの海外派兵の実績が積まれ、海外における自衛隊の活動に対する抵抗感を薄めてきた感じがある。
しかし、海外では紛れもなく、日本の軍隊である。
一応、「自衛隊」の英訳は「Self-Defense Forces」となっている。自己防衛軍、か。
やっぱり軍隊、なんである。「隊」、を意味するところの「Party」とかではない。

もちろん海外に出てしまえば言葉なんか関係ない、武装訓練された集団、なのだ。
しかも今回はこれまでとは一味違い、国際貢献、とは詭弁もいいところ、米国によるイラク管理支援、なのだ。
少なくとも、国連で多くの国に支持された末での軍隊出動とは違う。
こうやってなし崩し的に日本の軍隊の枠組み、規制がひとつひとつ外れていく。

「紛争を解決する手段としての武力永久放棄、行使はもちろん威嚇すら否定」
が日本人の建前なのだとしたら、日本国憲法は建前の羅列か?

徐々に日本人に広がる、軍隊をもつ国という意識。
このまま数年経てば徴兵制さえも受け入れかねないのではないかと危惧する。
いや、今、目の前にあるこの問題に対してさえ、想像力を働かせられないでいることが危機なのかも知れない。
自衛隊員の死、自衛隊員によるイラク人殺傷(誤射含む)、日本国内へのテロ発生、などなど。
イラク問題は解決の道筋が見えていない。
それはこれから起こることの不確かさと同じくらいの質量をもち、
同じくらいの闇を持っているのではないだろうか。
イラク人に日本人に対する恨みの種を残す可能性もあるということである。

日本に軍隊はいらない。
軍隊の活動を必要とする海外活動に参加する義務を持たない。(これを国際貢献と呼ぶべきではない)
真に国際貢献と呼ぶべきは戦争の発生を未然に防ぎ、テロの発生を未然に防ぐ事だと思う。

それはおそらく理想に過ぎないのかもしれないけれど、(海外派兵という行為も含む)武力行使をするほどくだらないことでもない。

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